陳時中陣営は選挙戦で細かな失敗が相次いだ。陣営のイメージ宣伝戦略は的を外していたし,陳時中氏が初めての選挙で慣れていなかったこともある。陳時中氏の不用意な動作がことさら大きく取り上げられ、相手陣営の攻撃材料にされた。そのネガティブキャンペーンのやり方は国民党も民進党も同じであり、脇の甘さをもっと注意しておくべきであっただろう。
コロナ感染の最初の2年間、台湾のコロナ対策は世界的評価を受けた。それを指揮した陳時中氏への評価は台湾全体で見ればいまも高い。ところが、台北市は政治意識という点で台湾の他の地域とかなり違いがある。陳時中氏のコロナ対策やワクチン政策に対し、台北市民の評価は台湾全体の評価よりかなり低いことは以前から世論調査で示されていた。このギャップを軽視したことが民進党の失敗につながった。
しかし、民進党は公認候補を決める予備選挙を飛ばして直接林智堅氏を擁立したことが党内に禍根を残した。そして、その林智堅氏の修士論文の不祥事が発覚した。新竹市長に当選する前に新竹市の中華大学の大学院の社会人修士課程で修士号を取得。さらに市長就任後、台湾大学の社会人修士課程で修士号を取得していた。
高学歴に対する社会的評価の高い台湾ではこれは市長の美談であった。ところが、その2つの修士論文の両方に盗作疑惑があることが国民党の議員によって暴露された。若手でクリーンなイメージで売っていた林智堅氏にとって大打撃となった。しかも、この盗作疑惑が明るみに出た時、民進党は蔡英文党主席を先頭に「林智堅氏を信じる」として党全体で林氏をかばう姿勢をとった。これが日ごろ是々非々を論じている民進党のイメージダウンにつながった。その後、2つの大学が論文の調査委員会を発足させ、結局両大学とも不正を認定する結論を出した。筆者が意見を聞いた台湾の学生数名も「大学の調査結果が出る前にかばったのは印象が悪い」と語っていた。
這兩段我覺得特別有趣,新竹初選跟全黨挺一人的事情私底下跟朋友也有聊..XD 但整體而言老師的結論其實沒有很悲觀(應該算樂觀?)
說實話那個論文要說完全沒問題可能有點難(某民進黨前民代事後也說確實可能有一點問題,但他當初也是全力幫林說話),但在職專班的論文品質大家都懂的⋯所以其實也沒什麼好大驚小怪(我自己是覺得林的論文核心內容應該還是有相當程度的原創性,但某些地方可能有偷懶),但民進黨要爭取認同的對象(淺綠/中間選民)就是比較高標,只能說遇到就是遇到了⋯不然這次選舉張善政跟高虹安也都有論文/研究案爭議,但沒辦法國民黨基本盤就是這麼穩。