lqd100
4 years ago
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4 years ago
編集部 本の最後に「内なる自分と向き合うきっかけになった」とありますが、どんな経験でしたか?

稲垣さん タレントの仕事では、取材を受けて記事にしていただくことで、自分の考えが再確認できることってすごく多いんです。自分はこんな事考えてたんだ、こういう言葉を自分は使うんだ、そういうことを見直すきっかけになるんですよね。
この本もすべてがそういう感じで、改めて思ったのは「自分ってブレてないな」っていうことでしたね。それがひとつの個性として、タレントとして今までやってこれたのかなと思うと、間違ってなかった、このまま未来に向かっていけばいいんだなと。
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4 years ago
編集部 ご自身が思う「ブレていない部分」って、どんな部分でしょうか?

稲垣さん 趣味とか美意識みたいなところでしょうか。例えば「DRIVE MY CAR」というページで、これまで乗ってきたクルマについて書いているんですが、僕、26歳くらいの時にフランスのシトロエンDSというクルマに乗ってたんです。1960年代くらいのモデルで、今こそそんなクラシックカーに乗ってみたいなと思ったり。知識は増えても変わってないんですよね、感性みたいなものは。まあ成長してない、ってことかもしれませんが(笑)。
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4 years ago
NHKの「不可避研究所」なんてほんとにユニークな仕事で、おひとりになったからこそなのかなと思ったり。今後は、どういった種類の番組に、ということも考えていますか?

そこは自分の判断でというわけではないですね。やっぱり僕の年齢とかもあると思いますよ。もう「アイドルでーす」っていう年齢でもないじゃないですか(笑)。映画や小説、音楽など文化みたいなものを深堀りするような番組とか、それこそ社会的な問題を扱うNHKの番組に声をかけていただけるのは、やっぱり、そういう年齢になったってことなんだろうなと。そのあたりの知識を持たずにここまで来てしまったから、一緒に勉強しながらやっている感じです。でもこういう流れになれたことは非常にありがたいことだし、僕もそうした仕事をやっていきたいという思いがあったので、今はすごく楽しいです
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