mappon*麻碰
1 months ago
{Royal Scandal}
重製版的マジックリングナイト !! 這次合作的歌手是弱酸性,聲線很適合アラム遭受寶具詛咒前的純情青年形象~Royal Scandal「マジックリングナイト」feat. 弱酸性很喜歡重製版MV裡描繪アラム與オリヴィアー邂逅、一見鍾情的悸動感,兩人相處在一起的幸福感滿溢而出
最後アラム失去意識前,想起オリヴィア,露出悲傷的微笑...表情刻劃地更細緻、生動和深情了。
原版
https://images.plurk.com/6q44eazuZawt4bNxbPTjIC.png
重製版
https://images.plurk.com/1aIxehCf6S0GnJcI4uyuvA.png
同樣的表情但臉部細節不同

故事寫道其實アラム並不相信三月兔,但還是為了オリヴィア力拼一搏。這一對cp真的讓人好捨不得...
latest #22
掰噗~
1 months ago
No good, Bob (nottalking)
Hey Man BOT
1 months ago
原來如此汪
立即下載
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
むかしむかし、あるところに、アラムという商人の青年がおりました。
あまり裕福とはいえない親のもとで生まれたアラムは、何事も謙虚で堅実で、そして誠実な心をもっていました。
ですが、アラムの父親は、男としての度胸が足りない息子をいつも心配しておりました。

「いいか。男ってぇのはな、冒険こそが人生なんだ。見つけた財宝は必ず勝ち取る。惚れた女はどこまでも愛する。おめぇも少しくらいは危ねぇ橋でも渡ってみやがれ。おい聞いてんのか、アラム」
わかってるよ、父さん。アラムの返事は、いつもこれだけ。それでも、そんな父親を尊敬していたのです。
そうして、父のキャラバンと共に世界中を旅し、ありとあらゆるものを見てまわるうち、アラムは一人前の行商人として立派に成長したのです。
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
そんなアラムが、相棒のラクダと共に交易路を渡っていた、ある夜のこと。
陽が落ちた砂漠は凍えるほどに冷たく、何かを知らせるようにざわめいていました。どうにも不思議なことが起きそうだ。そんな予感のする夜でした。
アラムが岩陰に立ち寄ると、ふと人影が目に映りました。こんな場所にいるなんて只者ではない……アラムはとっさにナイフを構え、様子を伺います。

しかしそこにいたのは、ひとりの女性でした。それも何の武装もなく、何をするわけでもなく、ただじっと岩陰に佇んでおりました。
「驚いたな……君、こんなところで何をしているんだい?」
アラムがそう声をかけたとたん、異国の黒服を纏った者たちが、遠くで何かを探し回っている姿が見えたのです。
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
アラムはとっさに彼女の手を引き、近くの町まで案内しました。黒服の者たちは、この女性を探していたようです。
彼女はほっと息をつき、深く被ったフードをはらりと捲ると、純粋無垢な笑顔でアラムに向き直りました。
「まぁ、本当に助かりましたわ……なんとお礼を申しましたらよいか」
それはそれは、なんとも眉目麗しい美女ではありませんか。

世界中の美品を見てきたアラムでさえ、こんなにも穢れのない美しさを見たことがありません。
アラムは、一目で恋に堕ちたのです。
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
彼女の名はオリヴィア。隣国アモルから来た貴族の令嬢です。
父の外遊に伴ってこの国ポデルまで来たものの、社交界の息苦しさに嫌気がさして、思わず逃げ出してしまったというのです。
オリヴィアは、町にあるものすべてに目を輝かせていました。
ひび割れた土壁の家も、薄汚れた路地裏も、アラムには見慣れた光景です。しかしオリヴィアにとってはすべてが、初めてのことでした。

アラムは露天商にうまく話をつけ、彼女に美しいドレスを買ってあげました。
オリヴィアがまるで子どものようにはしゃいで喜ぶので、アラムもつい笑顔がこぼれます。
そしてアラムは彼女の手を取ると、道の演奏家たちにあわせて踊りだしました。
mappon*麻碰
1 months ago
「そんな、無理ですわ……! わたくし、舞踏は苦手で」
「大丈夫、楽しく踊ればステップなんて関係ないさ」
はじめは戸惑うオリヴィアでしたが、次第に慣れてきたのか、楽しそうにアラムに身を委ねます。
ふたりが愛しあうまで、そう長くはかかりませんでした。
気づけばすっかり寝静まった町で、月だけがふたりを照らし、ひとつに重なる影を描いていました。
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
「見つけたぞ、お嬢さまだ!」
そこへ駆け込んできたのは、オリヴィアの家の使用人たちでした。
黒服の者たちはアラムを突き飛ばし、強引にオリヴィアを連れ去ってしまいました。アラムは、追いかけることすらできませんでした。

彼女は異国の令嬢。何の権力もない自分とは、あまりに身分が違いすぎる。所詮は、千夜に一夜かぎりの夢だったのです。
僕にもっと、誰もが認める権力があれば……そう考えたところで、世界は何も変わってはくれません。魔法でも使わないかぎりは。
mappon*麻碰
1 months ago
「おおやおや、お困りごとですか?」
そこへ話しかけてきたのは、帽子を被った怪しい男と、兎の仮面をつけたこれまた怪しい男でした。
アラムはため息混じりに経緯をこぼし、その場を立ち去ろうとしましたが、帽子の男マットが声をあげます。
「そりゃあ大変! ではこれはご存知です? ……どんな権力も手に入る、”魔法の指輪”の物語を」
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
アラムが彼らのテントに招き入れられると、さっそく仮面の男ハーヴィが古びた本をひろげ、黒い指輪が描かれたページを指さしました。

なんでもこの国には隠された遺跡があり、莫大な権力を得られる"魔法の指輪"が眠っているというのです。
「遺跡さえ見つけてくれたら、俺たちはそれでいいんだ。その"魔法の指輪"は君にあげよう。どうだ、いい話だと思わないか?」
……嘘だな。
いつもの堅実なアラムなら、すぐにそう一蹴したでしょう。
mappon*麻碰
1 months ago
アラムは商人です。そんなうまい儲け話は、世界中のどこを探したって存在しないことくらい、百も千も承知しております。
しかし、ああなんということでしょう。今の彼は、もう……。
「……わかった。君たちの言葉を信じよう」
ハーヴィは、仮面の裏でにやりと笑いました。
人を騙す時に使える、もっとも迅速で残酷な手段。それが恋なのです。
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
その夜も明けぬうちに、アラムは冒険へ出発しました。
獣すら寄りつかない不気味な渓谷を、どこまでもどこまでも、ただひとり歩いていきます。
そして月がひとりぼっちの影を落とす時、寂しそうに夜空を見上げました。
「会いたいよ……オリヴィア」

荒れ狂う砂塵を抜けると、アラムはその遺跡を発見しました。
慎重に足を踏み入れます。そして、確かにそこにあったのです。光り輝く、その指輪が。
アラムは息を呑み、指輪を手に取りました。これが罠であってもいい。オリヴィアに会えるのなら、それで。
指輪がアラムの人差し指にはめ込まれた、その時。
「…………!!」
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
なんということでしょう。指輪から白く美しい薔薇が咲いたのです。
その薔薇は根本からアラムの"罪"を吸い上げ、赤く染まっていきます。まるで、不都合な白い薔薇を赤いペンキで塗りつぶすように。
アラムは激痛に悶え苦しみました。そこへ現れたのは、あの怪しい男たち。ハーヴィとマットです。

「アラム、ひとつ言い忘れた。その指輪は確かに"権力"をくれるが、その代償にとあるものを失うんだ。お前がもっとも大切にしている……そう、"愛"だよ」
「……だ、騙したのか!」
アラムは激しく怒り、ハーヴィの仮面を力付くで剥ぎ取りました。しかし、その素顔には♠♥♣♦♠♥♣♦、♠♥♣♦♠♥♣♦♠♥でした。
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
青ざめたアラムをハーヴィが蹴り倒すと、彼は嬉々として声をあげます。
「さぁ見ろ、"アルカナの薔薇"が咲くぞ!」
薄れゆく意識の中で、アラムは確かに、オリヴィアへの愛が消えゆくのを感じました。彼にとって、こんなに恐ろしいことはありません。

アラムは必死に手を伸ばします。そして、その先に見えたのは……愛するオリヴィアの笑顔でした。
あぁ、この愛は永遠だ。魔法だろうと呪いだろうと、誰にだって消せはしない。アラムはそう確信すると、穏やかに微笑んだまま、指輪に意識を飲み込まれていきました。
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
いつものようにBarマスカレイドのカウンターに座るオリヴィアでしたが、どこか浮かない表情です。
バーテンダーのルイスも心配して、彼女に声をかけました。
「オリヴィア様……今夜はどうもご気分がすぐれないようですが、いかがいたしましたか?」
彼女は何事もないように振る舞いましたが、気も漫ろに店を去ってしまいました。
そして月がひとりぼっちの影を落とす時、寂しそうに夜空を見上げました。

「会いたいですわ……アラム」
オリヴィアが窓の外を眺めていると、ふと人影が目に映りました。
そこに立っていたのは……なんと、愛するアラムだったのです。
mappon*麻碰
1 months ago @Edit 1 months ago
身なりを整えたその風格は、まるで莫大な権力をもつ王侯貴族のようです。
オリヴィアは窓を開け放ち、愛する人の胸に飛び込みました。
アラムもそれを受け止めるように、彼女を抱きしめました。そして。

「愛しているよ、オリヴィア」

その言葉に、愛などかけらもありませんでした。

Royal Scandal - Episode 9
「マジックリングナイト」
mappon*麻碰
1 months ago
命かけて指輪取りに行ったら騙されて、最後は愛情がすっかり抜け落ちちゃって……悲しすぎる…

アラムは商人だから兎の話を信用はしていなかったのか。
でもオリヴィアへの思いの方が強かったのか…本当にこの2人に救いをくれ
mappon*麻碰
1 months ago
@sakura910222 - 我來面對了https://images.plurk.com/4Kq1ktOECaCFmigYKbHF1Y.png
有人特地整理出マジックリングナイト和ビーストインザビューティ的同步(?)反轉橋段
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