masaka says
宮下志朗「文学のエコロジー」を読んだ。放送大学のテキストをもとに、口誦と写本から黙読、モンテーニュと著作権と検閲、ゾラやバルザックを巡る読書および出版環境、フロベールと印税、ジョイスとヘミングウェイとベンヤミンとパリの書店、三島由紀夫の手紙を巡る著作権と文学の歴史をひもとく12章。山本貴光の同名書と間違えて手に取ったのだが、素朴な書きぶりながらエピソードはいずれも興味深く面白く読めた