インドネシアに登場した新ホテルが、「世界で最も細い」という称号の獲得に取り組んでいる。ただ、設計者の話では、プロジェクトが目指すのは世界記録樹立だけにとどまらない。目標は故郷の小さな町に世界の注目を集めることだ。

アリー・インドラさんはジャワ島中部サラティガで育った。建築家として訓練を受け、首都ジャカルタとシンガポールでキャリアを積んだ後、自分の使命はサラティガに戻って故郷でスキルを活用することだと思い至った。