masaka says
バスティアン・ダヴィドの「階段の視点」を、ヴァンサン・ガイイの演奏で。Accord独奏で音のストップを精密にコントロールして陰画のように旋律を描く。「煙のトッカータ」はAccord四重奏で音が滲むようにして波打ち深く沈んでいく。Acrdに加えて「クロレ」は2打で下敷きで遊ぶような懐かしい音もあり寄せては返す、「楽観」はVa+コルネットでワウワウミュートと大げさなビブラート、「虫たち」はSop+Flでそれぞれユニゾンの遊び。「本能」はCl+Fg+Cb+Pf+打を加え苦しげに発される音を光の泡が包む。さらに「インクの雲」はFl+Cl+Fg+Sax+Va+Vc+Cb+Hp+Pf+打で電子音響かと思うような響きとプリミティブな素朴さ。Initiale INL21D #nml