masaka says
細川俊夫のVn協奏曲「ゲネシス(生成)」を、準・メルクル+ポール・フアン+ハーグ・レジデンティ管の演奏で。管弦楽の表す自然の中から独奏=人が生まれてくるということらしい。ゆりかご的うねりから厳しい音に至り穏やかに溶け込んでいく。「渦」は尾高賞受賞の管弦楽作品。Tp協奏曲「霧のなかで」はやはり模糊とした中から浮かび上がって勇者が駆け巡る感じ。「さくら」は完全五度の周囲を動く弦の微かな音から旋律の断片が生まれてくる。いずれもppp始まりでまたかと思わないでもないが。Naxos 8.574543 #nml