masaka says
ジョエル=フランソワ・デュランの弦楽四重奏曲第1番を、ミヴォス四重奏団の演奏で。Esの強烈なPizzからDとの間を揺れ動きつつシンプルな長音を微妙な音程で変化させ時折湧き上がるようなフレーズが。同第2番「友の歌」はAに固執する1,2楽章に対してDの3楽章、Gの4,5楽章という構成でより長音の微分音的ずれが強調される。「重量のない静寂」はVn独奏でやはりAのトレモロなどからのずれ、「天使の降臨」はCl+Vnで下降する。「霊、浮遊する霊」はVa+合奏で開放弦、特にDにこだわる。「鏡の国で」はFl+Cl版でずっと寄り添いながら語り合う。「どこでもない国」はエキゾチックな感じの合奏でEsの自然倍音による音列を用いる。Kairos 0022200KAI #nml