masaka says
山澤慧「マインドツリー vol.10」をトーキョーコンサーツ・ラボで。テーマ曲がバッハの無伴奏チェロ組曲5番で、公募作の渡邊陸「エクロージョン I」はそのモチーフを使いながらずれていくのだがちょっと無理があるか。望月京「プレ・エコー」も組5の前に演奏するために書かれたというがさすがに手慣れている。続けての組5は良い演奏。高橋宏治「踊りたい気分」は楽しいハーモニクスでガブリエリのリチェルカーレ5番に続く。梅本佑利「キリエ~」はアニメ声が炸裂、佐藤伸輝「VcとElecのための発声練習」は日芸祭での美術科の模索を思い出す。酒井健治「レミニサンス/ポリモノフォニー」も組5を用いた一種の変奏曲だが最後があれでよいのか少々疑問も。いやそれにしてもここまで揃えた演奏会は立派