masaka says
山本昌史「無伴奏コントラバスの小宇宙」をオペラシティで。1曲目の一柳慧「空間の生成」はジャーマンボウで豊かな音色かつ細かな音符も良く鳴って出色の出来。ドラックマン「Valentine」はいきなりマレットで叩く奏法から始まり遊び心満載、これ以降はフレンチ弓。平義久「Convergence II」、ダダモ「Ombres portées」はいずれも変則チューニングで自然倍音駆使、ファーニホウ「Trittico per G.S.」は超絶技巧ながら鳴るべき音がしっかりあるがクセナキス「Theraps」は重音グリッサンドが面白いものの響きは今ひとつ。北爪道夫「重力の舞」は委嘱新作で譜面台をぐるりと並べて回転しながら。どれも見事だったが曲の作りのせいかフレンチはどうも音が鳴りきらない感じで1曲目がないと欲求不満だったかも