masaka says
上野の森美術館「石川九楊大全」展に行ってきた。2回目は後半の状況篇。「エロイエロイラマサバクタニ」を中心とする重く激しい作品は消化しきれない。「はぐれ鳥とべ」連作は左手で書いたり目隠ししたりと試行錯誤期だそうだ。戦後詩とかドストエフスキーは古典編とも通じる図形楽譜風。911などの事件を題材にしたのもその延長に見える。圧巻は河東碧梧桐109句選で言葉が喚起する情景が文字の形や配置になって表現される。滴り語りかけるような雨の字など